勝利を目指す安田記念予想

2010年の安田記念を制したのが、ショウワモダンです。
8番人気の低評価を覆し、当時のコースレコードを塗り替える快勝でした。
その鮮やかな勝ちっぷりに、多くの人々からは驚きの声が上がりました。
驚きの声が上がった理由は、ショウワモダンの変貌振りです。
基本的にコースレコードを記録する馬は、高速馬場が得意な馬ばかりです。
安田記念を制したショウワモダンも、直近のレースでは良馬場で勝利していました。
しかし、元々ショウワモダンという馬は、重馬場や不良馬場で成績が良かった馬です。
若い頃は芝の高速決着に対応できずに、時計のかかる重馬場や不良馬場、ダートで好成績を残していました。
レース成績から道悪の鬼としてマスコミやファンには知られ、良馬場だと勝負にならないと決め付けられていたのです。
だからこそ、安田記念では8番人気に甘んじ、レース後には驚きの結果として、マスコミやファンからは捉えられました。
苦手だった高速馬場を克服するのができたのは、安田記念を制した6歳になってからです。
2走前に良馬場で初重賞制覇を飾り、安田記念の2週前に開催された本番と同じ条件のメイステークスも、高速決着に対応して勝利しています。
6歳になっても成長し本格化したからこそ、苦手だった高速馬場も克服することができたのでしょう。
また、ショウワモダンの39戦目での安田記念制覇には、最多キャリアでの国内G1制覇の記録もついてきました。
そもそもG1を狙う有力馬たちは、目標のレースに照準を定めてゆったりとしたローテーションでレースに使います。
普段は消耗を抑えるためにレースに出走せず、目標のG1レースの前に前哨戦を一度使って、本番に挑むパターンが基本なのです。
しかし、ショウワモダンは安田記念を制するまでに、2010年だけでも6戦もレースに使っています。
年明けから休みなく走り続けて、普通なら勝利すれば本番の安田記念に備えるダービー郷チャレンジトロフィーを勝ったあとも、59kgを背負いオープン特別のメイステークスに出走してきました。
これだけ使い込んでいると、消耗して安田記念では良い走りができません。
道悪専用だと思われていたことと同時に、こうした厳しい臨戦過程も、8番人気に甘んじた理由です。
安田記念を勝利したあとは、コースレコードを記録した反動が出たのか、勝利を飾ることはできませんでした。
しかし、低評価を鮮やかに覆す勝ちっぷりは、マスコミやファンにこれからも高く評価されるでしょう。