勝利を目指す安田記念予想

安田記念は毎年6月に行われるJRAのG1レースで、東京競馬場の1600メートルの芝コースでレースが行われます。
安田記念のレースの位置づけとしては春のマイル王決定戦という意味合いが強く、京都競馬場の1600メートル芝コースで毎年11月に行われるマイルチャンピオンシップと並んで、マイル前後の距離を得意とする馬の目標とするレースとなっています。
安田記念の勝ち馬を振り返ってみますと、差し馬の名前が並んでいることに気付きます。
2011年以降の勝ち馬を振り返ってみても、リアルインパクト、ストロングリターン、ロードカナロア、ジャスタウェイ、 モーリスと、いずれも差し馬です。
差し馬が活躍する背景は様々な理由が考えられます。
まずは開催時期です。
春の東京競馬開催というのはおおむね4月末から6月末までとなっています。
競馬場の芝コースというのは開催替わりは芝も綺麗に生えそろっているため、逃げ馬や先行馬が断然有利とされています。
逆に開催が後半に進むにつれて内目の芝も荒れてくるため、外からの差し馬の台頭が目立つようになってきます。
安田記念は東京開催が始まって1か月以上経った頃に行われるため、この傾向の通りになっていると考えられます。
また、このレースに出走してくる馬の特徴が先行馬を苦しめる要因になっているとも考えられます。
3月に中京競馬場で1200メートルの芝のG1レースである高松宮記念が開催されますが、このレースに出走した馬が安田記念に出走してくることもあるのです。
高松宮記念と安田記念の間に5月に京王杯スプリングカップというG2のレースが行われますが、1200メートルの高松宮記念で好走し、1400メートルの京王杯でもそこそこのレースをした場合、さらに200メートル距離を伸ばした1600メートルの安田記念にも出走して来る馬がいるのです。
こうなるとペースが必然的に上がります。
1600メートルより短いレースに出走していた馬が先行してペースを作ると、どうしても1200メートルや1400メートルのペースに近くなりがちです。
その結果、安田記念では先行馬が最後の直線で失速し、差し馬が台頭してくることが多くなるわけです。
ただし、外からの差しが有利かどうかは東京競馬場の芝コースの状況次第で変わってきます。
年によっては内目から直線で上手く抜けてくる馬が勝つケースもありますので、平場レースなどで馬場の状況をよく見ておくことが必要です。