勝利を目指す安田記念予想

2015年の最初のレースを1000万条件で迎えたモーリスでしたが、1000万条件のレースを快勝すると、1600万条件のレースを勝ち、オープン入りを果たします。
オープン入り最初のレースであったダービー卿チャレンジトロフィーも他の馬を寄せ付けない圧勝で重賞初制覇を成し遂げ、安田記念に駒を進めます。
安田記念では連勝も評価され1番人気にこそなりましたが、連勝がいずれも中山競馬場でのものだったことや出遅れ癖があること、そして実績面でまだ乏しいことも不安視されていました。
2番人気は前年のマイルチャンピオンシップで2着など、マイル戦で安定した成績だったフィエロ、3番人気は東京新聞杯を制し、前哨戦の京王杯スプリングカップ2着のヴァンセンヌでした。
心配されたモーリスのスタートでしたが、うまくスタートを切り、前目で競馬をすることに成功すると、逃げたリアルインパクト、ケイアイエレガントを見るような形の絶好の位置につくことができました。
1000メートル57秒という少々速いペースだったにもかかわらず、余裕を持って最後の直線を迎え、先頭に立ちます。
同様に前にいた馬がなかなかバテないという状況の中、後方にいたヴァンセンヌが一気に追い込みをかけ、見る見るうちにモーリスとの差を縮めてきましたが、わずかクビ差だけ及ばず、モーリスが2015年の安田記念を制しました。
モーリスは毎日王冠を秋の緒戦にするはずでしたが、体調が思わしくなかったことで回避しマイルチャンピオンシップに直行する道を陣営は選びました。
安田記念からマイルチャンピオンシップへの直行で馬券になった馬がいなかったことから、かなり不安視をされ4番人気に評価を落としました。
しかし、そんなことを打ち消すかのように中団からレースを進め、最後の直線で馬群から抜け出すととても休養明けとは思えないダイナミックな走りで勝利し、次元の違いを見せ付けました。
ダノンプラチナ、フィエロと一緒に臨んだ香港マイルでもモーリスの走りはとどまるところを知らず、香港の最強馬であるエイブルフレンドとの脚比べにも勝ち、その強さが世界レベルであることを証明しました。
2015年6戦全勝を締めくくるレースとなり、この勝利が評価され、短距離馬としてはタイキシャトル、ロードカナロアに次ぐ史上3頭目の年度代表馬に輝くとともに、有馬記念を制したゴールドアクターと同じ父のスクリーンヒーローの種牡馬としての再評価を勝ち取ることに成功しました。
今後も世界レベルでの活躍が期待されます。